日本舞踊における女性芸能の歴史とその表現、そして新たな作品の創造を追求しています。
花柳貴比日本舞踊研究所
花柳流日舞教室-八王子教室、神楽坂教室
花柳貴比自身の出演や活動、振付や演出作品の記録の一部をアルバムにしています。
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2021年4月25日(日)、八王子市芸術文化会館いちょうホールにて開催。
カンダタ・お釈迦様:花柳貴比、地獄の罪人たち:八王子車人形西川古柳座、浄瑠璃:鶴賀若狭掾
原作:芥川龍之介、作詞・作曲:鶴賀若狭掾、構成・振付:花柳貴比
芥川龍之介の児童文学「蜘蛛の糸」を、新内に作詞・作曲した作品を舞踊舞台に昇華させた渾身の一幕です。
主人公は、犍陀多(カンダタ)と言う大泥棒。地獄に落ちた彼の前に、お釈迦様が現れます。彼が以前に蜘蛛を助けたことから、お釈迦様によって救いの手が差し伸べられます。天国から延びる救いの銀色の蜘蛛の糸。それにすがる彼ですが、同じく地獄に落ちた者たちも救いを求めて我先にと糸を伝ってくる。「この糸は俺のものだ、降りろ~」 カンガクが叫んだその時蜘蛛の糸はキレ、皆、地獄に落ちていきます。人とはどう生きるべきか考えさせられる深い物語。
花柳貴比によるカンダクとお釈迦様との二役。車人形による罪人たちの地獄絵巻をファンタジーかつ重層的に繰り広げる。
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2018年10月21日(日)、国立小劇場にて開催(芸術祭参加作品)。
千鶴御前:花柳貴比、運慶:加納明、菩薩:芦川香、三音麻央、吉田菜央美
昨:三隅治雄、作曲:宮下伸、構成振付:花柳貴比、演出:下田秀夫
高筝:宮下伸、低筝:谷口秀花、十七絃:尾崎秀美芳、語り:鶴賀若狭掾、歌:鶴賀伊勢吉、笛:福原徹,鳴物:福原鶴十郎、ほか
平安京の平家公家たちの加護を受けていた白拍子/千鶴御前が、平家の落日に生きる望みを失い一人淵に身を投じようと覚悟を決める。その折、仏師運慶と出会い、仏に捧げ化身となり仏像を彫る運慶の生きざまを知る。ならば白拍子も衆生のための舞をと、不思議な力が湧きあがり舞菩薩となる。
お宮:花柳貴比
振付:花柳貴比、浄瑠璃:鶴賀若狭掾、三味線:新内勝一朗、上調子:鶴賀伊勢一郎
市川屋蘭蝶(らんちょう)という男芸者は遊女此糸(このいと)となじみを重ね、女房お宮が身を売って工面したお金まで入れあげてしまう。お宮は紫頭巾をかぶり男に扮し、吉原の此糸に会いに行き、説得を試みるが、お宮の願いもむなしく蘭蝶と此糸は心中してしまう。
2016年11月20日、国立小劇場。新内の祖 鶴賀若狭掾生誕300年記念 新内演奏会にて、自身の振付による「班女」を踊る。新内は人間国宝の鶴賀若狭掾。
2009年第1回リサイタルを青山・銕仙会にて開催。演奏は和楽YOU。
長唄「島の千歳」
創作舞踊「たたら女」花柳貴比・振付 出雲阿国、誕生の物語。
長唄「水仙丹前」花柳瀧蔵・振付。